M&T Support / Mesh

メッシュを局所細分化する(Refine)

Coreform Cubit 2026.8では、既存メッシュ全体を作り直さずに、幾何エンティティまたはメッシュエンティティを起点として局所的に細分化できます。旧M&T SupportではVertex・Surface・Size・Bias・Depthなどを個別記事に分けていましたが、現行Helpでは共通の Refine 構文として整理できます。

Current syntax

現行Coreform Cubit 2026.8の基本構文

refine {node|edge|tri|face|tet|hex} <range>
  [numsplit <int=1> | size <double> [bias <double>]]
  [depth <int> | radius <double>] [sizing_function] [smooth]

refine {vertex|curve|surface} <range>
  [numsplit <int=1> | size <double> [bias <double>]]
  [depth <int> | radius <double>] [sizing_function] [smooth]

対象はGeometry側の Vertex / Curve / Surface と、Mesh側の Node / Edge / Tri / Face / Tet / Hex の両方を指定できます。指定エンティティに関連する、または近傍にあるメッシュ要素へ細分化が適用されます。

1. NumSplit

分割回数で細分化する

NumSplit は細分化操作の適用回数です。全体を均一に細分化する場合、1回でTri/Quadは4要素、Tet/Hexは8要素へ分割されます。要素数が急増するため、小さい値から段階的に確認します。

refine surface 1 numsplit 1
refine vertex 4 numsplit 2 depth 1
2. Size + Bias

目標サイズと成長率で制御する

Size は局所的な目標要素サイズ、Bias は既存メッシュへ戻るときのサイズ変化率を指定します。現行HelpではBiasは1.0より大きい値が有効です。離散的な細分化なので指定値に厳密一致するとは限りません。

refine vertex 1 size 0.2 bias 1.5 smooth
refine surface 1 size 1.0 smooth
3. Depth

何層先まで細分化するか指定する

Depth は、指定エンティティから何要素分離れた領域まで細分化を伝播するかを指定します。現行Helpの既定値は1です。

refine vertex 4 size 0.2 bias 1.25 depth 3

旧M&T Supportの「Vertex近傍に階層Depthを指定」記事は、この共通オプションへ統合できます。

4. Radius

幾何距離で影響範囲を指定する

要素層数ではなく物理距離で範囲を決めたい場合は Radius を使います。DepthRadius は影響範囲の異なる指定方法として使い分けます。

refine node 120 size 0.25 radius 5.0 smooth
Geometry or Mesh entity

Vertex・Curve・SurfaceとNode・Edge・Faceの使い分け

CAD形状との関連付けが残っている通常モデルでは、位置や境界を意味として指定しやすい Vertex / Curve / Surface が便利です。一方、free meshやGeometryから独立した局所領域を直接指定したい場合は Node / Edge / Tri / Face / Tet / Hex を使えます。

# Geometryを起点
refine curve 12 size 0.5 bias 1.3 depth 2

# Mesh entityを起点
refine face 100 to 130 numsplit 1 smooth

対象範囲が広すぎると要素数が急増します。最初は限定したrangeまたはGroupで試し、実行前後の要素数と品質を比較してください。

Smooth

細分化後の品質を確認する

現行Helpでは細分化後のスムージングが利用できます。旧記事ではTri/Quad/Hexごとに推奨の書き分けがありましたが、形状・スキーム・境界条件によって効果が変わるため、現在は一律に「Smoothを必ず使う/使わない」とはしません。

quality surface 1
refine surface 1 size 1.0 smooth
quality surface 1

細分化前後で品質指標、要素数、境界上のNode配置を比較します。解析モデルではBlock / Nodeset / Sidesetの整合も確認してください。

Do not confuse

メッシュ生成前のSize/Biasとは目的が異なる

Refine は既に存在するメッシュを局所変更する機能です。これに対して vertex <id> size <size>、CurveのBias/DualBias、SurfaceのSizing Functionなどは、主にメッシュ生成時の密度分布を制御します。最初から密度分布が分かっている場合は、再細分化よりも生成前のSizingを使う方が再現性と品質を管理しやすいことがあります。

Recommended workflow

安全に試す順序

  1. 細分化前のモデルを保存します。
  2. 対象をVertex/Curve/SurfaceまたはMesh entityで狭く限定します。
  3. NumSplitSize のどちらか一方を選びます。
  4. 必要なら BiasDepth または Radius を追加します。
  5. 小さい変更から実行し、要素数とメッシュ品質を確認します。
  6. 解析用モデルならBlock / Nodeset / Sidesetと境界条件対応を再確認します。

SizeNumSplit は排他的です。要素数増加を見積もらずに大きなNumSplitを指定しないでください。

Legacy consolidation

旧M&T Supportの記事をこのページへ統合

旧Supportに分かれていた「SurfaceをSizeで細分化」「Surfaceを分割回数で細分化」「VertexをTarget Sizeで細分化」「VertexをBiasで細分化」「VertexをDepthで細分化」「Surface/Volume meshのVertex近傍細分化」は、現行2026.8では同じRefine構文の対象・オプション違いとして扱えます。

旧記事の具体例は移行元として保持しますが、バージョン15/16時代のGUI位置やTrelis表記は現行情報としては掲載せず、コマンド構文と意味を現行Helpで再検証した内容を正本とします。

Sources

確認した情報源

確認日: 2026-09-13 / 基準: Coreform Cubit Help v2026.8。旧M&T記事は移行元として参照し、現行Helpで確認できる構文と意味へ統合しています。

AI + Text2Web

AIと一緒に、サイトを更新

このサイトは、ChatGPT・MCP・Text2Webを使って作成・更新しています。公開する内容はM&Tが確認しています。

しくみを見る